テイスペス(紀元前675年〜640年)

テイスペス(紀元前700年頃〜紀元前640年頃)は、アケメネス朝の二代目でペルシア王。初代アケメネスの息子である。推定在位期間は紀元前675年〜640年頃。
半ば伝説的な記録によれば、テイスペスはその領土を二人の息子キュロス1世とアリアラムナ1世に分与したという。アリアラムナはペルシス地方の東半分を、キュロスはエラム地方のアンシャン(パルスマシュ)を相続したという。のちにメディア王キュアクサレス2世によりアリアラムナは退位させられたが、キュロスはメディアに従属することで生き延び、アリアラムナの領土をも引き継いだという。
ただし楔形文字の解読によるこれまでの歴史研究では、アリアラムナの実在を示す証拠は発見されていない。