前3125年〜前2890年 エジプト第1王朝 http://d.hatena.ne.jp/MYTH/31250101
前2070年〜前1600年 夏 http://d.hatena.ne.jp/MYTH/20700101
前1700年〜前1046年 殷 http://d.hatena.ne.jp/MYTH/17000101
前1046年〜前256年 周 http://d.hatena.ne.jp/MYTH/10460101
前776年 オリュンピア祭 http://d.hatena.ne.jp/MYTH/07760101
前770年〜前403年 春秋時代 http://d.hatena.ne.jp/MYTH/07700101
前660年1月1日 神武天皇、即位 http://d.hatena.ne.jp/MYTH/06600101
前499年〜前449年 ペルシア戦争 http://d.hatena.ne.jp/MYTH/04990101
前478年 デロス同盟 http://d.hatena.ne.jp/MYTH/04780101
前431年〜前404年 ペロポネソス戦争 http://d.hatena.ne.jp/MYTH/04310101
前403年〜前221年 戦国時代 http://d.hatena.ne.jp/MYTH/04030101
前336年 アレクサンドロス3世、即位 http://d.hatena.ne.jp/MYTH/03360101
前221年〜前206年 秦 http://d.hatena.ne.jp/MYTH/02210101
前206年〜8年 前漢 http://d.hatena.ne.jp/MYTH/02060101
前141年3月9日 前漢武帝、即位 http://d.hatena.ne.jp/MYTH/01410309
前57年 新羅・始祖赫居世居西干(在位前五七―後四) http://d.hatena.ne.jp/MYTH/00570101
前37年 高句麗・始祖東明聖王(在位前三七―前一九) http://d.hatena.ne.jp/MYTH/00370101
前18年 百済・始祖温祚王(在位前一八―後二八) http://d.hatena.ne.jp/MYTH/00180101

創世の神々

古事記 上巻 幷せて序
創世の神々
〔一〕五柱の別天つ神 宇宙の初め、混沌としたものの中から天と地が初めて分かれた時、高い天上の聖なる世界、高天原に成り出でた神の名は、天地を主宰する天之御中主神、次に万物を生成する霊力をもった高御産巣日神、次に同じ霊力をもった神産巣日神である。この三柱の造化神は、みな配偶をもたない単独の神としてお成りになって、お姿を見せることはなかった。
 次に、国土がまだ形を整えていず、水に浮かんでいる脂のようで、水母のようにふわふわと漂っていた時、春の光さす水辺の葦がすくすくと芽を吹くように、混沌の中からきざし伸びる生命体によって成った神の名は、葦牙の生命力をもった宇摩志阿斯訶備比古遅神、次に天上が恒久に存立するようにと予祝する心をこめた天之常立神である。この二柱の神もまた、ともに単独神としてお成りになって、お姿を見せることはなかった。
 以上の五柱の神は、天つ神の中でも特別に扱われる神である。
〔二〕神世七代 次に成った神の名は、国土が永久に存立するように予祝する心をこめた国之常立神、次に天地の間に漂う雲のような状態が生成することを示す豊雲野神である。この二柱の神もまた単独神としてお成りになって、お姿を見せることはなかった。

日本書紀 巻第一 神代 上
天地開闢と神々
 昔、天と地がまだ分かれず、陰陽の別もまだ生じなかったとき、鶏の卵の中身のように固まっていなかった中に、ほの暗くぼんやりと何かが芽生えを含んでいた。やがてその澄んで明らかなものは、のぼりたなびいて天となり、重く濁ったものは、下を覆い滞って大地となった。澄んで明らかなものは、一つにまとまりやすかったが、重く濁ったものが固まるのには時間がかかった。だから天がまずでき上って、大地はその後でできた。そして後から、その中に神がお生まれになった。

 また一書(第四)ではこういっている。天地がはじめて分かれるときに、始めて一緒に生まれ出た神があった。国常立尊という。次に国狭槌尊。また高天原においでになる神の名を天御中主尊というと。次に高皇産霊尊。次に神皇産霊尊。皇産霊――これをミムスヒという。


古代エジプト前史
紀元前30000年頃、エチオピアスーダン方面から古代エジプト人の祖先が移住して来る。
紀元前12000年頃、定住が始まる。
紀元前10000年頃、牧畜が始まる。

伊耶那岐命と伊耶那美命

古事記 上巻 
伊耶那岐命と伊耶那美命
〔一〕淤能碁呂島の聖婚
〔二〕国生み
〔三〕神生み
〔四〕伊耶那美命の死と火之迦具土神
〔五〕伊耶那岐命の黄泉国訪問
〔六〕伊耶那岐命の禊祓
〔七〕三貴子の分治
〔八〕須佐之男命の啼きいさち

日本書紀 巻第一 神代 上
国生み
黄泉の国

天の石屋戸こもり

古事記 上巻 
天照大神須佐之男
〔四〕天の石屋戸こもり
この有様を見て数多の神々は天の安河の河原にお集まりになって、高御産巣日神の子の思金神に以下のような善後策を考えさせた。まず常世国の長鳴鳥を集めて鳴かせて、次に天の安河の川上にある堅い石を取り、鉱山の鉄を取ってきて、鍛冶の天津麻羅を捜し出し、伊斯許理度売命に仰せつけて、この二人に鏡を作らせた。次に玉祖命に仰せつけて、多くの勾玉を長い緒に貫き通した玉飾りを作らせた。次には天児屋命と布刀玉命をお呼びになって、天の香具山の朱桜〔木の名〕を取って、それで鹿の肩の骨を焼いて占わせ、それによって次のような祭式の次第を準備させた。まず天の香具山のよく茂った榊を根こそぎ掘り取ってきて、その上方の枝に多くの勾玉を長い緒に通した玉飾りをつけ、中ほどの枝に八咫鏡を掛け、下方の枝には楮の白い幣と麻の青い幣をさげた。
こう申し上げている間に、天児屋命と布刀玉命が榊につけた八咫鏡を差し出して、天照大御神にお見せ申し上げると、天照大御神はいよいよ不思議にお思いになって、少しずつ戸から身をのり出して鏡に映ったお姿をのぞき見なさるその時、脇に隠れ立っていた天手力男神がそのお手を取って外へ引き出し申し上げた。
〔五〕須佐之男命の追放と五穀の起源

 

日本書紀 巻第一 神代 上
素戔嗚尊の誓約
天の岩屋
 この後に、素戔嗚尊の仕業は、とてもいいようもない程であった。何のなれば、天照大神は天狭田・長田を神田としておられたが、素戔嗚尊は、春は種を重ね播きし、あるいは田の畔をこわしたりなどした。秋はまだら毛の馬を放して、田の中を荒らした。また天照大神が新嘗の祭(新穀を神にお供えする祭事)を行っておられるときに、こっそりとその部屋に糞をした。また天照大神が神衣を織るため、神聖な機殿においでになるのを見て、まだら毛の馬の皮を剝いで、御殿の屋根に穴をあけて投げ入れた。
また手力男神を岩戸のわきに立たせ、中臣連の遠い祖先の天児屋命、忌部の遠い祖先の太玉命は、天香山の沢山の榊を掘り、上の枝には八坂瓊の五百箇の御統をかけ、中の枝には八咫鏡(大きな鏡の意)をかけ、下の枝には青や白の麻のぬさをかけて、皆でご祈禱をした。
 
 一書(第一)にいう。
そのとき高皇産霊尊の子で、思兼神というのがあり、思慮にすぐれていた。
 一書(第二)にいう。
もろもろの神たちはこれを憂えて、鏡作部の遠い先祖の、天糖戸神に鏡を作らせた。忌部の遠い先祖の、太玉神にぬさを作らせた。玉造部の遠い祖先の、豊玉姫に玉を作らせた。また山神に、沢山の玉を飾った榊を用意させ、野神には、沢山の玉を飾った小竹を用意させた。
 一書(第三)にいう。
そこで天児屋命は、天の香山の榊を掘りとって、上の枝には鏡作りの遠い先祖の、天抜戸の子、石凝戸辺命が作った八咫鏡をかけ、中の枝には玉造りの遠い祖先の、伊弉諾尊の子、天明玉命が作った、八坂瓊の曲玉をかけ、下の枝には阿波の国の忌部の遠い先祖の、天日鷲が作った木綿をかけて、忌部首の遠い先祖の、太玉命に持たせて、広く厚く徳をたたえる詞を申し上げてお祈りさせた。

須佐之男命の大蛇退治

古事記 上巻 
須佐之男命の大蛇退治
〔一〕八俣の大蛇
こうして須佐之男命は高天原から追放されて、出雲国の肥川の上流、鳥上という所にお降りになった。

〔二〕草薙剣
ここぞとばかり速須佐之男命は、腰につけておられた長剣を抜いて、その大蛇をずたずたにお切りになったので、肥川の水はまっかな血に変わって流れた。そこで大蛇の中ほどの尾をお切りになった時、御剣の刃が欠けた。これは不思議とお思いになって、御剣の先でその尾を刺し割いてごらんになると、すっぱりとよく切れる大刀があった。それでこの大刀を取り上げ、不思議なものだとお思いになって、天照大御神にこの事情を申し上げ、それを献上なさった。これが草薙の大刀なのである。

〔三〕須賀の宮

日本書紀 巻第一 神代 上
八岐大蛇
大己貴神と少名彦名命
 はじめ大己貴神が、国を平げられたときに、出雲国の五十狭々の小浜に行かれて、食事をされようとした。このとき海上ににわかに人の声がして、驚いて探すとさっぱり見えるものがない。しばらくして一人の小人が、ヤマカガミの皮で舟をつくり、ミソサザイの羽を衣にして、湖水にゆられてやってきた。大己貴神は拾って掌にのせ、もてあそんでいると、跳ねてその頬をつついた。そこでそのかたちを怪しんで使いを出して天神に尋ねられた。すると高皇産霊尊がお聞きになって、「私が生んだ子は皆で千五百程ある。その中の一人の子は、いたずらで教えに従わない子がいた。指の間からもれ落ちたのは、きっと彼だろう。可愛がって育ててくれ」といわれた。これが少彦名命である。

大国主神の事績

古事記 上巻
大国主神の事績
〔一〕因幡の素兎
〔二〕大国主神の受難
〔三〕根国行き
〔四〕沼河比売への求婚
〔五〕須勢理毘売の嫉妬
〔六〕大国主神の子孫
〔七〕少名毘古那神と御諸山の神
〔八〕大年神の系譜