戦国時代 紀元前403年〜紀元前221年

中国の戦国時代は、春秋時代に続く時代で、紀元前403年に晋が韓・魏・趙の3つの国に分かれてから、紀元前221年に秦による統一がなされるまでをいう。この名前は『戦国策』から取られている。
どの時点をもって春秋と戦国の境目とするかは、歴史家の間で意見が分かれている。詳しくは春秋戦国時代の項目を参照。


戦国七雄
春秋時代には国の祭祀を絶つと国の祖先から呪われるという考えから、国を占領しても完全に滅ぼしてしまうことはそれほど多くなく、また滅びても復興することがよくあった。戦国時代に入ると容赦がなくなり、戦争に負けることは国の滅亡に直接繋がった。そのような弱肉強食の世界で次第に7つの大国へ収斂されていった。その7つの国を戦国七雄と呼ぶ。春秋時代には名目的には周王の権威も残っていたが、戦国時代になると七雄の君主がそれぞれ「王」を称するようになり(ただし、楚の君主は以前から王であった)、周王の権威は失われた。
韓(紀元前403年 - 紀元前230年)
趙(紀元前403年 - 紀元前228年)
魏(紀元前403年 - 紀元前225年)
楚(? - 紀元前223年)
燕(紀元前1100年頃 - 紀元前222年)
斉(紀元前386年 - 紀元前221年)
秦(? - 紀元前206年)
七雄以外の宋や中山といった国々も王号を唱えており、諸国における重要度も高かったという指摘もされている。