神日本磐余彦天皇 神武天皇

日本書紀 巻第三

神日本磐余彦天皇 神武天皇

 乙卯の年の春三月の甲寅朔の己未(六日)に、吉備国に移り、行宮を造って滞在された。これを高島宮という。その後三年の間に、船舶を用意し武器や食糧を貯蓄して、一気に天下を平定しようと、その機をうかがわれた。